ご報告:アクリルたわしが結ぶ避難所と台所
3月11日の大震災の後、今もなお多くの方が避難所での生活を余儀なくされています。デザイナーの中村未里さんが発起人となり、「花プロジェクト」は始まりました。これは、避難所と私たちの台所を結ぶモノがたり。
震災から数ヶ月が経ち、多くの場所では最初の復旧が完了しつつあります。
それでも、避難所での生活を余儀なくされる方や、農業や漁業など、これまで通りのお仕事ができず仮設住宅で不安な日々を過ごす方も多くいらっしゃいます。特に避難所では、日中お仕事に出かけることがなく時間をもてあましていらっしゃる方や、現金が不足しているという現実を聞きました。小さいけれど何かお仕事をつくりながら、日常生活に戻りつつある方々と、まだ不安の中にいらっしゃる方々をつなげないか、と考えたのが「花プロジェクト」です。
しくみはいたって簡単。
まず避難所にスタッフがお邪魔します。
アクリル毛糸、編み針、アクリルたわしの編み方説明を持っていきます。事前にお声がけして頂きますが、当日飛び入りも大歓迎で、避難所に日中残っていらっしゃる皆さんと一カ所に集まって、一緒にアクリルたわしを編みます。
おもしろいのは、はじめはスタッフが編み方を説明するのですが、途中で、昔から編み物を得意としていた方がいらっしゃることがわかって、反対に教えて頂いてしまうこと!5月末に、デザイナーの中村さんと編集長の大塚玲奈が
仙台市の岡田小学校にお邪魔しましたが、
完全に教わる側になっていました(笑)。
竹踏みしながら編んだり、立って世間話しながら編んだり。一日中座りっぱなしだと疲れるので、みんなで新しく考案した「ふち」をつける技を披露しあったりします。
今回は、やはり被災なさったデザイナーの鈴木宏平さんのお母様の美枝子さん、そしてご家族の皆さんが現地とスタッフをつないで下さいました。ありがとうございました。かわいいお子さんも一緒に来て下さって、とても和やかな雰囲気でした。
つくって頂いたアクリルたわしには、それぞれつくり手の方にお名前を書いて頂いたタグをつけます。避難所が解散して仮設住宅に移住なさってからも、ご連絡できるようにしたいと考えています。
出来上がったタワシは、その場で現金で買い取ります。もちろんご自身でお使い頂いてもかまいませんし、残った毛糸と編み針は希望があればそのまま差し上げます。
そして買い取ったタワシは、イベントやインターネットで販売させて頂き、その中からまた毛糸と編み針を買って避難所にお届けしていきます。最近は、解散した避難所の方々が久しぶりに集まってワークショップをするために使っていただくというお話しも来ています。
アクリルたわしは、食器を洗うときに洗剤を使わなくても汚れをこすりとれるのでとても便利。茶渋など本当に簡単に落ちるので、台所から流す洗剤の量を減らすことができます。使った後は蛇口などにひっかけてよく乾かすと長く使えます。このひっかける「ひも」部分も、実はつくった方それぞれの個性や工夫がきらりと光っているので、ご覧頂きたいポイントです!
ご自身の台所をきれいにして頂いたお礼の気持ちもこめて、買って下さった方には作り手の方宛てにメッセージを書いて頂くようにお願いしています。エコトワザ編集部にお送り頂けたら責任もってご本人にお届け致しますので、ぜひぜひお送りください。お花のようにかわいいたわしのモノがたりは、メッセージを送ってくださったところでようやく一巡するのです。
このプロジェクトでは、
1.アクリルたわしをイベントなどで販売、または配布したい方
2.参加したい避難所や、仮設住宅を取りまとめていらっしゃる方
3.個人としてたわしを買いたい方
4.ボランティアでたわしの作り方を教えに行きたい方
を募集しています。
もしご興味を持たれましたら、ぜひご連絡ください。>お問合わせフォームはこちら
大塚も結婚披露宴のプチギフト用にたわしを買って配布していました。ブログでも書いておりますのでよかったらご覧ください!
色は届くまでのおたのしみ☆










































